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治療へのこだわり 2 「切削道具」
切削道具
歯医者がむし歯を削るときの「キーン」て音をだす道具を、一般的にタービンと呼びます。
他にも種類があるのですが、一般のかたが思い浮かべやすいのは「キーン」てやつだと思います。
あれは、空気の力で回しているのであんな音がします。
上の写真は、当院で使用している切削器具の一部です。
主にナカニシというメーカーのものを使用しています。KAVO製のものもあります。
タービンには、実は、車のように、色々な国のメーカー、グレードがあります。まさにピンきりです。
なぜ私が上記のメーカーのものを使用するかというと、
まず第一に精度が高くて、ブレなく、使いやすいからです。
これは好みがありますので、最終的に自分が思ったとおりに忠実に、道具として機能することが大事だと思います。
車でも日産派、トヨタ派、外車が好き、旧車が好きみたいな感じです。
第二に、使用後、毎回滅菌消毒しても平気な耐久性。
実は、こっちのほうが大事なんですが、精密な道具にとってはなかなか難しいです。
患者様の安全のためには、使用するたびに毎回滅菌消毒が必要なのですが、かなりの温度をかけるため劣化するスピードも上がります。
第三に多くの患者様に安心安全な治療を提供するためのコスト。
使用後、毎回滅菌消毒するには、かなりの数の本数が必要です。
上記の写真の本数分だけでも、プリウスが買えます。
ナカニシは、日本製で比較的コストを抑えながらも、高性能です。
まさに日本車と同じイメージ!
皆様への安心安全で、しかも正確な治療をするために必要な道具です。