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治療へのこだわり 6 「模型製作」
模型製作
かなりこだわっています。
色々とあるのですが、マニアックなことなので詳細は省きます。
(企業秘密でもあります。専門の人にはあたりまえのことですが)
私が歯学部の学生(もう20年以上前ですが)の時には、学生が実際に患者に装着する補綴物を自分自身で製作していました。
その頃は、「技術は盗んで覚えろ」みたいな世界だったので、いかにうまくなるかみんなで必死に模索していました。
今考えると大したことはしていないような気がしますが、その時は真剣に悩んでいました。
よく、共同の技工室で終電まで技工をしていて、守衛さんに鍵を閉めるのを忘れないように言われていた気がします。
卒業して、10数年間大学に残りましたが、技工室にはかなりの時間入り浸っていました。
補綴物製作するにあたり、一番大事なのは模型製作だと思います。
ここが間違うと、あとでどんなに頑張っても最終的にはうまくいかないです。
私は、本職の歯科技工士ではないですが、今現在でも自分自身で模型を製作します。
当院には、今現在歯科技工士が在籍していないためですが、決して歯科助手や歯科衛生士には委託しません。
専門の模型製作を分かっていない人が作るのと、わかっている人が作る模型は差があるんです。
やっぱり違うんです。分かる人には分かるんです。違いが。
コストや手間暇を考えると、歯科助手や歯科衛生士に委託したほうが楽です。
実際、ほとんどの歯科医院はそうしているし、法律上も問題はありません。
でも私自身は許せないので、今でも自分自身で模型製作をしています。